2007年 08月 04日
ノイシュバンシュタインから至近距離で遊ぶ |
1週間のシュバンガウでの滞在中は毎日ノイシュバンシュタインといろいろな角度でご対面して、しまいにはガイドブックや絵葉書の写真を見て「どこから撮ったものか」わかるようになったくらいだ。といっても毎日城見学をするはずもなく、ドイツ人組もかかえた我が連合軍は時には観光、時には別行動、時には地元でのんびり、と変化ある毎日を送った。
今日は、ノイシュバンシュタインから徒歩圏もしくは車でほんの数分で行けるおすすめスポットを紹介したい。
①クリスタル・テルメという温泉施設
↑山腹中央に見える白い城がノイシュバンシュタインだ。
ホテルにもちょっとしたサウナやジャクジーは付いていて、貸し別荘に泊まる私達も無料で使うことはできたのだが、やはり外でのびのびとお湯につかりたいのでクリスタルテルメには何度か通った。屋外の温泉プールからは遠くノイシュバンシュタイン城やのどかな牧草地が望める。お湯は天然の塩分が強くて体に良さそう。夏の天気がいい日は屋外にある大きなプール(冷たい水)も解放される。屋外温泉プールの1つは仰向けに浮いて耳を水中に沈めると音楽が聞こえてきてリラックス効果がある。私にとっては初体験だが、夫いわく今流行っていて普通はこの体験にけっこうなお金を払うのだそうだ。2階は全てサウナゾーンでこちらからも眺めが良いらしい。(今回は随行メンバーが多いため私はサウナは断念。)パノラマサウナなんていうのもあるそうだ。サウナの合間に展望のよいテラスを「全裸で」ぶらぶら歩いている人が「外からでも」目に入ったのには驚きだった。そしてなんと!HPにも小さな字でじつにさりげなくさらっと書いてある一行がこのサウナの底力を語りつくしている。
Dienstag und Freitag ab 19 Uhr textilfreies Baden!
火曜日と金曜日の19時からは裸で入浴!
つまり夜7時になると2階のサウナゾーンだけでなく1階の温泉プールまでもが全て裸ゾーンになり、7時前からいた人は7時のアナウンスとともにおもむろに水着を脱ぎだすのだそうだ。全裸でつかる温泉はさぞ気持ちがいいことだろうが、わりと勇気のある私でも混浴全裸はサウナで精一杯だ。このブログを読んだ人が何も知らずに火曜か金曜の夜に行ってぎょっとしないように警告しておきます。ちなみに、ロッカーは男女一緒ですが、鍵のかかる着替え室はちゃんとありました。
クリスタル・テルメ
②アルプ湖
思いもかけずこの旅行で私が一番楽しかったのはアルプ湖で泳いだことだった。ノイシュバンシュタイン城や、ルードヴィッヒ2世が幼少時代を過ごしたホーエンシュバンガウ城の写真のバックに湖が写っていたらそれがアルプ湖だ。シュバンガウに着いた日は雨が降っていてとても寒く、夜は暖房を入れるほどだったが、3日目くらいから猛烈に暑くなってきて泳げるような気候になってきたことはラッキーだったといえよう。
チケットセンターからほど近いアルプ湖畔にたどり着くと、夏の暑い日は泳いだり日光浴をする人をたくさん見かける。この辺はちょっと混んでいて風情がないので湖畔の散歩道をさらに2キロくらい進むと、入り口でお金を払って入る(たしか2.5ユーロ)芝生がきれいな湖水浴場にたどり着く。水はややエメラルドグリーンがかった透明でとても綺麗だ。湖畔の芝生は海の砂浜みたいに暑くならないし、木があちこちに生えているので木陰ができてくつろぐにも快適。そしてここからはホーエンシュバンガウ城とノイシュバンシュタイン城が両方いっぺんによく見える。2つの城を見ながらスーパークリアな水で悠々と泳ぎ、疲れたら木陰でくつろぐ・・・この全てを手中にしたようなロケーションはなかなかないなあと感慨にふける。
ただここは真夏それも暑い日でないと開いていないので、泳げない場合は湖畔の散歩だけでもお勧めします。一周するのもいいけど、1キロほど行って折り返し戻ってきても帰り道は湖畔沿いを歩きながら2つの城がいっぺんに見えるスポットがあってなかなかいい。
←ここは19時に入り口が閉まるがまだ泳いでいる人がけっこういる。
←2つの城を湖から望む。左がホーエンシュバンガウ城、右がノイシュバンシュタイン城。
←湖畔に突き出た桟橋から芝生を望む。
←湖の水は少し冷たいが、身が引き締まるようでさっぱりして気持ちいい。私が飛び込んだ直後の飛沫の大きさは体重を物語っている?
③テーゲルベルグ
標高1730mのテーゲルベルグ山へはロープウェイで山頂まで行ける。麓のロープウエイ乗り場の周りはちょっとした公園になっていて、夏の間は Sommer-rodel-bahn というリュージュのようなそり遊びができる。子供だましだろうと思って乗ってみたら意外にスピードがでて面白かった。ここからももちろんお城が見える。絵葉書や旅行パンフレットでよく見る、横からではなくて正面から撮ったものと同じ角度のノイシュバンシュタインは、テーゲルベルグへのロープウエイの中から望むことができる。
ロープウェイを往復して麓の公園で遊んでいたら、朝別れたはずの義両親がベンチにすわってくつろいでいた。朝は天気が悪かったので私達(軟弱組)はクリスタルテルメへ、義両親は散歩でもしてくると別れたのだ。ちょっと散歩のつもりで宿を出た2人は、テーゲルベルグへさらっと登ってきたというのだ。(もちろん往復徒歩ですよ。)この2人、別にスポーツやるわけでもなし、ただ単に散歩が好きなごく普通のドイツ人中高年夫婦だ。これで迷っていた私の心が決まった。「よし、明日は私も登るぜ・・・」最後にまともに山に登ったのは何年前だろうか。
↑ロープウエイの中から撮った城とアルプ湖。
今日は、ノイシュバンシュタインから徒歩圏もしくは車でほんの数分で行けるおすすめスポットを紹介したい。
①クリスタル・テルメという温泉施設
ホテルにもちょっとしたサウナやジャクジーは付いていて、貸し別荘に泊まる私達も無料で使うことはできたのだが、やはり外でのびのびとお湯につかりたいのでクリスタルテルメには何度か通った。屋外の温泉プールからは遠くノイシュバンシュタイン城やのどかな牧草地が望める。お湯は天然の塩分が強くて体に良さそう。夏の天気がいい日は屋外にある大きなプール(冷たい水)も解放される。屋外温泉プールの1つは仰向けに浮いて耳を水中に沈めると音楽が聞こえてきてリラックス効果がある。私にとっては初体験だが、夫いわく今流行っていて普通はこの体験にけっこうなお金を払うのだそうだ。2階は全てサウナゾーンでこちらからも眺めが良いらしい。(今回は随行メンバーが多いため私はサウナは断念。)パノラマサウナなんていうのもあるそうだ。サウナの合間に展望のよいテラスを「全裸で」ぶらぶら歩いている人が「外からでも」目に入ったのには驚きだった。そしてなんと!HPにも小さな字でじつにさりげなくさらっと書いてある一行がこのサウナの底力を語りつくしている。
Dienstag und Freitag ab 19 Uhr textilfreies Baden!
火曜日と金曜日の19時からは裸で入浴!
つまり夜7時になると2階のサウナゾーンだけでなく1階の温泉プールまでもが全て裸ゾーンになり、7時前からいた人は7時のアナウンスとともにおもむろに水着を脱ぎだすのだそうだ。全裸でつかる温泉はさぞ気持ちがいいことだろうが、わりと勇気のある私でも混浴全裸はサウナで精一杯だ。このブログを読んだ人が何も知らずに火曜か金曜の夜に行ってぎょっとしないように警告しておきます。ちなみに、ロッカーは男女一緒ですが、鍵のかかる着替え室はちゃんとありました。
クリスタル・テルメ
②アルプ湖
思いもかけずこの旅行で私が一番楽しかったのはアルプ湖で泳いだことだった。ノイシュバンシュタイン城や、ルードヴィッヒ2世が幼少時代を過ごしたホーエンシュバンガウ城の写真のバックに湖が写っていたらそれがアルプ湖だ。シュバンガウに着いた日は雨が降っていてとても寒く、夜は暖房を入れるほどだったが、3日目くらいから猛烈に暑くなってきて泳げるような気候になってきたことはラッキーだったといえよう。
チケットセンターからほど近いアルプ湖畔にたどり着くと、夏の暑い日は泳いだり日光浴をする人をたくさん見かける。この辺はちょっと混んでいて風情がないので湖畔の散歩道をさらに2キロくらい進むと、入り口でお金を払って入る(たしか2.5ユーロ)芝生がきれいな湖水浴場にたどり着く。水はややエメラルドグリーンがかった透明でとても綺麗だ。湖畔の芝生は海の砂浜みたいに暑くならないし、木があちこちに生えているので木陰ができてくつろぐにも快適。そしてここからはホーエンシュバンガウ城とノイシュバンシュタイン城が両方いっぺんによく見える。2つの城を見ながらスーパークリアな水で悠々と泳ぎ、疲れたら木陰でくつろぐ・・・この全てを手中にしたようなロケーションはなかなかないなあと感慨にふける。
ただここは真夏それも暑い日でないと開いていないので、泳げない場合は湖畔の散歩だけでもお勧めします。一周するのもいいけど、1キロほど行って折り返し戻ってきても帰り道は湖畔沿いを歩きながら2つの城がいっぺんに見えるスポットがあってなかなかいい。
←ここは19時に入り口が閉まるがまだ泳いでいる人がけっこういる。
←2つの城を湖から望む。左がホーエンシュバンガウ城、右がノイシュバンシュタイン城。
←湖畔に突き出た桟橋から芝生を望む。
←湖の水は少し冷たいが、身が引き締まるようでさっぱりして気持ちいい。私が飛び込んだ直後の飛沫の大きさは体重を物語っている?
③テーゲルベルグ
標高1730mのテーゲルベルグ山へはロープウェイで山頂まで行ける。麓のロープウエイ乗り場の周りはちょっとした公園になっていて、夏の間は Sommer-rodel-bahn というリュージュのようなそり遊びができる。子供だましだろうと思って乗ってみたら意外にスピードがでて面白かった。ここからももちろんお城が見える。絵葉書や旅行パンフレットでよく見る、横からではなくて正面から撮ったものと同じ角度のノイシュバンシュタインは、テーゲルベルグへのロープウエイの中から望むことができる。
ロープウェイを往復して麓の公園で遊んでいたら、朝別れたはずの義両親がベンチにすわってくつろいでいた。朝は天気が悪かったので私達(軟弱組)はクリスタルテルメへ、義両親は散歩でもしてくると別れたのだ。ちょっと散歩のつもりで宿を出た2人は、テーゲルベルグへさらっと登ってきたというのだ。(もちろん往復徒歩ですよ。)この2人、別にスポーツやるわけでもなし、ただ単に散歩が好きなごく普通のドイツ人中高年夫婦だ。これで迷っていた私の心が決まった。「よし、明日は私も登るぜ・・・」最後にまともに山に登ったのは何年前だろうか。
by raquel_2006
| 2007-08-04 02:05
| ドイツ各地