2007年 07月 30日
フランクフルト~ローテンブルグ |
両親がドイツに到着してからまずはフランクフルトで数日過ごしてもらった。その間はこのあたりの観光地に連れて行ってあげる時間はなく、ごく普通の日々の中で一緒に生活しただけだが、それでも、緑の多い街並みや公園の美しさ、なによりも時々見かける大きな一軒家のよく手入れの行き届いた美しい庭にはドイツらしさを感じたらしく特に感激していた。
一度くらいは観光客らしくお土産ショッピングでもしたいだろうと、フランクフルトの中心地にある三越に連れて行くことにした。といっても私は用事があるので、三越まで車で送って行ってあとで迎えに行くという無謀な試み。三越といえば私がフランクフルトで最も行きそうもない所の1つで、どこにあるのかさえ見当もつかない。とりあえず近くと思われる大きな通りで2人を降ろして、「とにかく日本人を見つけて三越はどこですか?と聞いてみて」と言い残し立ち去る。2時間後に迎えに行くと買い物をとっくに終えたような様子で、通りに立って待っていてくれた。私が去った後、結局うろうろしても三越は見つからなかったので、目に付いたJALのオフィスに飛び込んで聞いたところ、実に親切に道案内をしてくれた上に日本語で書かれたJAL特製わかりやすい街の詳細マップまでくれたそう。(JAL様、直接のお客でもないのに、素晴らしいサービスありがとうございました。)三越という名前なのでデパートなのかと勘違いしていたが、綺麗で広くて日本人店員のいるいわゆるお土産屋さんだった。値段も商品説明も全て日本語表示なので、ドイツでの買い物の仕方がよくわからない日本人観光客にとっては便利でほっとする空間だろう。さっさと買い物を終えた両親は、JALでもらった地図を頼りに私が迎えに行くまでの時間ちょこっとその辺を歩いてみたそうだ。この置き去り作戦は実に良い経験だったようで、後から地図を見ながらどこになにがあるかきちんと把握していた。人の背中を見て歩いているだけではどこに行ったか覚えられない。「少しどきどきしながらも地図片手に見知らぬ街を歩いてみるのはいいものだ」と思ってくれたようで、崖から子ライオンならぬ老夫婦を突き落とすかのような残酷な娘の意図がわかってもらえてとても嬉しかった。
家での食事は、初日は歓迎の意味も込めて(いや、手抜きか?)ソーセージ三昧。私が大好きなミュンヘナー・ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)、ニュルンベルガー・ブラートヴルスト(焼いて食べる短いソーセージ)、フランクフルター・ヴルスト(いわゆるフランクフルト)、ザワークラウト(キャベツの塩漬け)と、ドイツらしいパンやチーズを並べた食卓。白ソーセージは日本でも輸入品のおいてある高級スーパーでは買えるけど、このソーセージになくてはならない甘いハニーマスタードは日本で見かけたことがない。私はこのマスタードが大大好物なのだが、このソーセージ以外に利用方法を知らないので出番なくいつも冷蔵庫の片隅にうもれている。ザワークラウトは日本でも簡単に缶詰で手に入るけど、ドイツ人と知り合うまで私はこれをそのまま、もしくは単に暖めて食べるのかと思っていた。ドイツでは、肉かベーコンと一緒に煮て味をしみこませるのだが、こうするとザワークラウトの風味が増すばかりか、圧力鍋で一緒に煮たベーコンがとろとろにやわらかくなっておいしいのなんの!
数日後、フランクフルトを後にして、バイエルンの実家へ一路向かった。田舎を満喫してのんびりしながらも、せっかく来たのにここにいるだけではつまらないので、観光をぼちぼち入れる。通常の観光旅行だったら1日に2都市、3都市入れるところだろうが、私流では2日に1都市が理想。我が希望の星ネルトリンゲンと、ローテンブルグは是非見せたいので連れて行った。
ローテンブルグに来るのは2回目だが、人気観光地でありながら程よく人が分散されていて今回は落ち着いて観光できた。市の中心マルクト広場に面した市庁舎の塔から見る街の景色は一見の価値ありだが、人がすれ違えないほど狭い階段をひたすら登り、混みあっている時は辛抱強く上から降りてくる人と道を譲り合い、最後の数段というところで1ユーロを払ってマンホールの下から地上に出るかのように展望台にたどり着く。前回登ったときに混んでいて大変な思いをしたので「もう2度と登るまい」と思ったはずなのにその時の苦労をすっかり忘れてまた登ってしまった。
←パン屋のショーウインドウ。手前にある丸いお菓子はローテンブルグ名物のシュネーバル。
←パン屋のウインドウにはこんなかわいらしい模型も。
←お店の軒下に下がっている看板を見て歩くのも楽しい。
↓塔のてっぺんから見下ろすローテンブルグの街並み
↓ロマンチック街道にあたる道路や、街道沿いの観光地のいたるところにこの標識が。この写真はネルトリンゲンにて。ドイツ語と日本語のみっていうところがすごくない?
さて翌週は観光の本場ノイシュバンシュタインへ出発だ。
一度くらいは観光客らしくお土産ショッピングでもしたいだろうと、フランクフルトの中心地にある三越に連れて行くことにした。といっても私は用事があるので、三越まで車で送って行ってあとで迎えに行くという無謀な試み。三越といえば私がフランクフルトで最も行きそうもない所の1つで、どこにあるのかさえ見当もつかない。とりあえず近くと思われる大きな通りで2人を降ろして、「とにかく日本人を見つけて三越はどこですか?と聞いてみて」と言い残し立ち去る。2時間後に迎えに行くと買い物をとっくに終えたような様子で、通りに立って待っていてくれた。私が去った後、結局うろうろしても三越は見つからなかったので、目に付いたJALのオフィスに飛び込んで聞いたところ、実に親切に道案内をしてくれた上に日本語で書かれたJAL特製わかりやすい街の詳細マップまでくれたそう。(JAL様、直接のお客でもないのに、素晴らしいサービスありがとうございました。)三越という名前なのでデパートなのかと勘違いしていたが、綺麗で広くて日本人店員のいるいわゆるお土産屋さんだった。値段も商品説明も全て日本語表示なので、ドイツでの買い物の仕方がよくわからない日本人観光客にとっては便利でほっとする空間だろう。さっさと買い物を終えた両親は、JALでもらった地図を頼りに私が迎えに行くまでの時間ちょこっとその辺を歩いてみたそうだ。この置き去り作戦は実に良い経験だったようで、後から地図を見ながらどこになにがあるかきちんと把握していた。人の背中を見て歩いているだけではどこに行ったか覚えられない。「少しどきどきしながらも地図片手に見知らぬ街を歩いてみるのはいいものだ」と思ってくれたようで、崖から子ライオンならぬ老夫婦を突き落とすかのような残酷な娘の意図がわかってもらえてとても嬉しかった。
家での食事は、初日は歓迎の意味も込めて(いや、手抜きか?)ソーセージ三昧。私が大好きなミュンヘナー・ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)、ニュルンベルガー・ブラートヴルスト(焼いて食べる短いソーセージ)、フランクフルター・ヴルスト(いわゆるフランクフルト)、ザワークラウト(キャベツの塩漬け)と、ドイツらしいパンやチーズを並べた食卓。白ソーセージは日本でも輸入品のおいてある高級スーパーでは買えるけど、このソーセージになくてはならない甘いハニーマスタードは日本で見かけたことがない。私はこのマスタードが大大好物なのだが、このソーセージ以外に利用方法を知らないので出番なくいつも冷蔵庫の片隅にうもれている。ザワークラウトは日本でも簡単に缶詰で手に入るけど、ドイツ人と知り合うまで私はこれをそのまま、もしくは単に暖めて食べるのかと思っていた。ドイツでは、肉かベーコンと一緒に煮て味をしみこませるのだが、こうするとザワークラウトの風味が増すばかりか、圧力鍋で一緒に煮たベーコンがとろとろにやわらかくなっておいしいのなんの!
数日後、フランクフルトを後にして、バイエルンの実家へ一路向かった。田舎を満喫してのんびりしながらも、せっかく来たのにここにいるだけではつまらないので、観光をぼちぼち入れる。通常の観光旅行だったら1日に2都市、3都市入れるところだろうが、私流では2日に1都市が理想。我が希望の星ネルトリンゲンと、ローテンブルグは是非見せたいので連れて行った。
ローテンブルグに来るのは2回目だが、人気観光地でありながら程よく人が分散されていて今回は落ち着いて観光できた。市の中心マルクト広場に面した市庁舎の塔から見る街の景色は一見の価値ありだが、人がすれ違えないほど狭い階段をひたすら登り、混みあっている時は辛抱強く上から降りてくる人と道を譲り合い、最後の数段というところで1ユーロを払ってマンホールの下から地上に出るかのように展望台にたどり着く。前回登ったときに混んでいて大変な思いをしたので「もう2度と登るまい」と思ったはずなのにその時の苦労をすっかり忘れてまた登ってしまった。
←パン屋のショーウインドウ。手前にある丸いお菓子はローテンブルグ名物のシュネーバル。
←パン屋のウインドウにはこんなかわいらしい模型も。
←お店の軒下に下がっている看板を見て歩くのも楽しい。
↓塔のてっぺんから見下ろすローテンブルグの街並み
↓ロマンチック街道にあたる道路や、街道沿いの観光地のいたるところにこの標識が。この写真はネルトリンゲンにて。ドイツ語と日本語のみっていうところがすごくない?
さて翌週は観光の本場ノイシュバンシュタインへ出発だ。
by raquel_2006
| 2007-07-30 21:54
| ドイツ各地