2007年 04月 12日
回復 |
2月下旬に体調をくずしたことを書いたので、大丈夫?と日本からメールをくれた人もいたりと、たくさんの方々が心配して下さいました。今は元気でぴんぴんしていますのでご安心を。ご心配本当にありがとうございました。
さて、田舎に避難した後は、きれいな空気で癒され、おいしい食事を食べて、風邪にきくといわれるものを何でも試して、徐々に健康な体が戻ってきた。病院に行くのも田舎ではしごく簡単で、子供も大人も一緒に見てくれる近所のいわゆる「ハウスドクター」で診てもらったら、ドイツでは珍しく抗生物質を処方された。義両親はいろいろ体にいいものをすすめてくれる。「これを飲めばなんでも治る!」とお墨付きの義母手作りのHolunder(日本語名は「にわとこ」といって、夏には庭の木に綺麗な赤い実がなる)を砂糖たっぷりと煮てラム酒をまぜて作るリキュールのようなものを飲ませてもらったがこれがおいしいのなんのって。けっこうお酒が強いのだけどできれば1本まるごと飲みたいほど。義父は毎朝ミューズリにヨーグルトやこのドリンクを混ぜて食べてるんだからすごいわ。こめかみに塗るとすーっとして頭痛がとれる「カールの油」(近所のカールおじさんという人から譲ってもらうなぞのオイル。タイガーバームの液体版みたいなものかな)や、筋肉痛の体に塗る酒(絶対飲んではいけない)、などなど。
いつも我が家で絶対に在庫をきらさないのは、喉が痛いときに効き目抜群の Salbei Tee (セージ茶)と Salbei bonbons (セージキャンディ)。日本に住んでいた頃も、ドイツに来るたびに1年分くらい買って持ち帰っていた。夫は風邪をひくと、このお茶とたまねぎをぐつぐつ煮て、濡れタオルを頭からかぶって鍋をおおってしばらく呼吸している。日本でもハーブティは買えるけれども、ドイツのほうが断然普及していて、いろいろな種類のお茶がごく手軽な料金で買える。ドイツでは抗生物質などに頼らない、ハーブや薬草から作った薬などの自然療法が広く受け入れられている。私はもともとなるべく薬を飲まないようにしているので、ドイツの自然療法には関心がある。
風邪用のバスオイルというのもあってこれもおすすめだ。ユーカリ、ローズマリー、タイムなどの油を使った浴用剤で、森林のようなさわやかな匂いで気分爽快、泡の出る入浴剤も入っているのでしゃわしゃわと音までして癒される。この風呂にはいって本当に鼻がすっきりしたのだから驚いた。
この数週間いろいろな経験を通して、便利な都会での不便な生活よりも、不便な田舎での便利な生活のほうが生きていくのに数段楽なんだ、ということを思い知らされた。
←セージのお茶(左)とキャンディ(右)。お茶はティーパックでも買えるが、うちはいつもApotheke(薬局)で葉を量り売りしてもらう。
←風邪を引いた時用のバスオイルも種類はいろいろ。
←子供が風邪を引いたときに処方された呼吸を楽にするオイル。ハーブ100%で赤ちゃんにも安心して使える。気に入ったので自分用にApothekeで買い足した。
さて、田舎に避難した後は、きれいな空気で癒され、おいしい食事を食べて、風邪にきくといわれるものを何でも試して、徐々に健康な体が戻ってきた。病院に行くのも田舎ではしごく簡単で、子供も大人も一緒に見てくれる近所のいわゆる「ハウスドクター」で診てもらったら、ドイツでは珍しく抗生物質を処方された。義両親はいろいろ体にいいものをすすめてくれる。「これを飲めばなんでも治る!」とお墨付きの義母手作りのHolunder(日本語名は「にわとこ」といって、夏には庭の木に綺麗な赤い実がなる)を砂糖たっぷりと煮てラム酒をまぜて作るリキュールのようなものを飲ませてもらったがこれがおいしいのなんのって。けっこうお酒が強いのだけどできれば1本まるごと飲みたいほど。義父は毎朝ミューズリにヨーグルトやこのドリンクを混ぜて食べてるんだからすごいわ。こめかみに塗るとすーっとして頭痛がとれる「カールの油」(近所のカールおじさんという人から譲ってもらうなぞのオイル。タイガーバームの液体版みたいなものかな)や、筋肉痛の体に塗る酒(絶対飲んではいけない)、などなど。
いつも我が家で絶対に在庫をきらさないのは、喉が痛いときに効き目抜群の Salbei Tee (セージ茶)と Salbei bonbons (セージキャンディ)。日本に住んでいた頃も、ドイツに来るたびに1年分くらい買って持ち帰っていた。夫は風邪をひくと、このお茶とたまねぎをぐつぐつ煮て、濡れタオルを頭からかぶって鍋をおおってしばらく呼吸している。日本でもハーブティは買えるけれども、ドイツのほうが断然普及していて、いろいろな種類のお茶がごく手軽な料金で買える。ドイツでは抗生物質などに頼らない、ハーブや薬草から作った薬などの自然療法が広く受け入れられている。私はもともとなるべく薬を飲まないようにしているので、ドイツの自然療法には関心がある。
風邪用のバスオイルというのもあってこれもおすすめだ。ユーカリ、ローズマリー、タイムなどの油を使った浴用剤で、森林のようなさわやかな匂いで気分爽快、泡の出る入浴剤も入っているのでしゃわしゃわと音までして癒される。この風呂にはいって本当に鼻がすっきりしたのだから驚いた。
この数週間いろいろな経験を通して、便利な都会での不便な生活よりも、不便な田舎での便利な生活のほうが生きていくのに数段楽なんだ、ということを思い知らされた。
←セージのお茶(左)とキャンディ(右)。お茶はティーパックでも買えるが、うちはいつもApotheke(薬局)で葉を量り売りしてもらう。
←風邪を引いた時用のバスオイルも種類はいろいろ。
←子供が風邪を引いたときに処方された呼吸を楽にするオイル。ハーブ100%で赤ちゃんにも安心して使える。気に入ったので自分用にApothekeで買い足した。
by raquel_2006
| 2007-04-12 21:40
| ドイツのすぐれもの